薄い雲の下、浅瀬に投げ出した足。
憧れていたものたちは今、何一つ手にしている気はしないけれど
想像もしていなかった新しいものたちや、不思議と残ってきたものたちが周りを埋め尽くし、
相も変わらず、揺れる日もあるけれど、
ある程度のスパンを以って"幸せ"
と感じるのは初めてかもしれない。
夜の哀愁に朝の恐れがないのは、初めてかもしれない。
自分の嫌いだった部分ほど、今は好きな部分かもしれない。
それを以ってして、私として居られる場所。
10月。
そわそわ。
なんだか多分もう少し。
あと少し。
今年も大事な1年。
丸10年、お世話になった大好きなお財布とさようなら。
いろんなものが詰まってる。
牛革の使い込んだ艶と柔らかさがすごく好き。
新しいお財布。
すごく素敵。
これからよろしくね。
ここからどんな10年になるかな。
髪を切った。
首筋に触れる毛先が気持ちをキュッと引き締めてくれる。
秋が好きだ。
四季が好き。